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定期検診を”数字”で見てみよう!

定期検診は、口腔健康を維持し、歯科疾患を予防する上で非常に重要な役割を果たします。このブログでは、定期検診の重要性と効果について、実際の統計を用いて説明します。

定期検診の目的

定期検診では、虫歯や歯周病などの一般的な歯科疾患の早期発見と治療が行われます。また、患者の口腔衛生状態を評価し、必要に応じてブラッシングやフロッシングの指導も行われます。このように、定期検診は予防歯科の核となるものです。

定期検診の効果

定期検診の効果については、多くの研究が行われています。例えば、ある研究によると、定期検診を受けることで虫歯のリスクが大幅に低下することが示されています。また、歯周病の早期発見により、治療が簡単で、コストも低く抑えられるという利点があります。

統計データ

  • 虫歯予防:定期検診を受ける人は受けない人に比べて、虫歯になるリスクが約30%低いとされる研究があります。
  • 歯周病管理:定期的な歯科診療を受ける患者は、受けない患者に比べて歯周病の進行リスクが約20%低下するとの報告があります。
  • 全体的な口腔健康:定期検診を欠かさない人は、そうでない人に比べて、全般的な口腔健康状態が良好であることが多いです。

定期検診では、衛生士がブラッシングのチェックも行います。大人になってからハミガキのチェックなんて必要なの?毎回やる必要ないんじゃないの?と思われる方も少なくないと思います。

ここで一つの論文をチェックしてみましょう!

論文「Effectiveness of dental checkups incorporating tooth brushing instruction」(PMID: 21986394)では、歯ブラシ指導を取り入れた歯科検診の有効性について調査されています。この研究は、歯科医と歯科衛生士のチームが航空会社の従業員平均60人/日を対象に、2001年から2005年の間に行われた検診のデータを基にしています。患者の歯に染色錠剤を使用し、プラークコントロールレコード(PCR)チャートに結果を記録し、その後歯ブラシ指導を行いました。

研究結果によると、2001年に検診を受けた患者の平均スコアは35.1%でしたが、2005年には32.5%へと改善しました。5年間毎年検診を受けた患者群では、2001年の平均スコアが34.0%から2005年には22.8%へと大幅に改善されました。これは、PCRスコアが60%以上の患者数が年々減少した結果としています。この研究から、歯ブラシ指導を取り入れた歯科検診は、プラークコントロールを改善する上で効果的であり、特に5年間連続で検診を受けた場合、その効果は明らかであることが示されました。従来の歯科カリエスのチェックのみを行う検診よりも、歯ブラシ指導を含む検診の方が、予防歯科においてより効果的であることが示唆されています。

ほかにも

論文「The burden of Diabetes, Its Oral Complications and Their Prevention and Management」(PMID: 30159091)では糖尿病患者について以下の内容が記載されています。

生活様式の変化(血糖値のコントロールとセルフケア実践)、定期的な歯科検診、歯周評価の強調、口腔健康指導の強化によって、糖尿病の口腔合併症を効果的に予防することができます。スケーリングとルートプレーニングは、糖尿病患者の血糖コントロールの改善に有効です。

このレビューは、糖尿病患者を支援する多専門のチームの一員として、歯科専門家が果たすべき役割を強調しています。

結論

定期検診は、虫歯や歯周病などの口腔疾患を予防し、早期発見・早期治療を可能にすることで、口腔健康を維持するための重要な手段です。定期検診を受けることで、痛みや不快感を回避し、治療コストの削減にもつながります。健康な口腔環境を維持するためにも、定期的な歯科検診の受診をお勧めします。

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