はじめに
暑い季節、ついつい冷たくて甘いドリンクを手に取りたくなりますよね。
でもその「ちょっと甘い、冷たい」が、実はお口の健康にとっては要注意。
今回は「水分補給」と「甘いもの」の関係を、虫歯や歯の酸蝕(えんしょく)の目線からやさしくお話します。
🍹 甘い飲み物が歯に与える影響とは?
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炭酸飲料やスポーツドリンク、フルーツジュースには糖分だけでなく、酸(クエン酸やリン酸など)も含まれており、これが歯のエナメル質を溶かす原因になります。
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さらに、虫歯菌が糖を分解して出す酸も歯を溶かし、虫歯リスクを高めます。
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頻繁に飲むと、口の中のpHが下がった状態が長く続き、エナメル質が弱くなり、歯が黄色くなったりしみたりすることがあります。
🚰 水、どれだけすごい?
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水には糖が含まれず、飲むことで口の中の酸性を中和し、唾液の働きによって歯を守ります。
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フッ素入りの水なら、歯の再石灰化(エナメル質の修復)も期待できます。
💧 何を飲むのがいいの?
✅ おすすめの飲み物
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無糖の水(フッ素入りの水道水やミネラルウォーター)
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無糖の炭酸水(食事中や食後に飲むと安心)
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無糖の緑茶・麦茶・烏龍茶など
🚫 気をつけたい飲み物
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スポーツドリンク・エナジードリンク(高糖・高酸性)
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フルーツジュース(自然な甘さと酸でも虫歯リスクあり)
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炭酸飲料(糖と酸のダブル攻撃で歯にダメージ)
🎯 歯を守る水分補給のコツ
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甘い飲み物はなるべく食事と一緒に、回数を減らして飲む
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飲んだあとすぐに口をゆすぐ
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甘い飲み物の後は、30分以上待ってから歯を磨く
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シュガーレスガムを噛んで唾液を増やす(キシリトール入りがおすすめ)
📝 まとめ
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水分補給は糖や酸のない「無糖の水」が一番おすすめ
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甘い飲み物は時と場合を選び、毎日ではなく時々に
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飲み方やその後のケアで、歯の健康は大きく変わります
水分補給は大切ですが、何をどう飲むかでお口の健康は大きく変わります。暑い夏も、正しい水分補給で健康な笑顔を守りましょう🌞