こんにちは!
寒さがぐっと増してくると、風邪やインフルエンザが流行りはじめますね。
「手洗い・うがい」はもちろん大切ですが、実はお口のケアも免疫力を守る大事なポイントなんです。
今日は、冬にこそ意識したい“お口と全身の健康の関係”についてお話しします。
❄️ 冬は免疫力が下がりやすい季節
気温が下がると、体温も下がりがち。
体温が1℃下がるだけで、免疫力は約30%も落ちると言われています。
さらに空気の乾燥や暖房による乾きで、のどやお口の粘膜が傷つきやすくなります。
そんなときに風邪のウイルスが入り込むと、体が防御しきれずに感染しやすくなるのです。
🦠 実はお口の中にも“免疫の守り”がある!
私たちの口の中には、実はたくさんの細菌が住んでいます。
その数、なんと300〜700種類ほど!
その中には、体に悪い影響を与える細菌もいますが、唾液にはそれらをコントロールする力があります。
唾液には、**抗菌物質や免疫物質(IgAなど)**が含まれていて、病原菌の侵入を防ぐ「天然のバリア」の役割を果たしています。
だからこそ、口の中を清潔に保ち、唾液がしっかり出る状態をキープすることが大切なんです。
🪥 冬におすすめ!免疫力を支える口腔ケア
では、具体的にどんなケアをすればいいのでしょうか?
今日からできる簡単なポイントを紹介します。
✅ 1. 朝の歯みがきを忘れずに!
寝ている間に、お口の中の細菌はどんどん増えます。
朝起きたらまず歯を磨いて、夜の間にたまった菌をリセットしましょう。
✅ 2. こまめな水分補給でお口をうるおす
唾液が減ると細菌が繁殖しやすくなります。
お茶や水を少しずつ飲んで、お口を乾かさないようにしましょう。
(※アルコールやカフェインの多い飲み物は、逆に乾燥を招くことがあるので注意!)
✅ 3. よく噛んで唾液を出す
食事中にしっかり噛むことで唾液が増え、口の中を清潔に保ちます。
噛みごたえのある野菜や、温かいお味噌汁などを取り入れるのもおすすめです。
✅ 4. 定期的な歯科クリーニングを
どんなに丁寧に磨いても、自分では落としきれない汚れ(バイオフィルム)が残ります。
定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、細菌のすみかを減らし、免疫の働きを助けます。
💪 お口の健康が全身の健康につながる
最近の研究では、歯周病菌が全身の炎症や免疫機能にも影響を与えることが分かっています。
つまり、歯ぐきの健康を保つことは、体全体の健康を守ることにもつながるんです。
特に高齢の方や持病がある方は、口腔ケアをしっかり行うことで肺炎などの感染リスクを減らすことができます。
🌸 まとめ
冬は「風邪をひかないように」と体調管理に気をつける季節。
でも、お口の中も同じように“免疫の入り口”として守ってあげることが大切です。
毎日の歯みがきと、こまめなうるおいケアで、
**「お口から健康を守る冬」**を過ごしましょう✨