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🍂乾燥の秋に気をつけたい“口の渇き” ― ドライマウス対策

秋になると、なんだか口がカラカラしませんか?

朝起きたときに口がネバネバしたり、喉が乾いて目が覚めたり…。
そんな経験がある方は多いのではないでしょうか。

秋は空気が乾燥し始め、湿度がぐっと下がる季節。
お肌だけでなく、実はお口の中も乾きやすくなるんです。

この「口の渇き」は、“ドライマウス(口腔乾燥症)”と呼ばれ、
そのままにしておくと、むし歯や歯周病、口臭の原因にもなってしまうことがあります。

今回は、そんな秋に気をつけたい“口の渇き”について、
今日からできるやさしいケア方法をお伝えします🍁

💧ドライマウスってなに?

ドライマウスとは、唾液(だえき)が少なくなることで口の中が乾く状態のこと。

唾液は、私たちの口を守る大切な「うるおいバリア」です。
・お口の中を洗い流して清潔に保つ
・食べ物を飲み込みやすくする
・むし歯を防ぐ
・味を感じやすくする

など、実はたくさんの働きをしてくれています。

その唾液が減ってしまうと、口の中がネバついたり、
食べ物が飲み込みにくくなったり、口臭が気になるようになったりします。

🍁秋にドライマウスが起きやすい理由

秋は、空気が乾燥しているうえに、夏に比べて水分をとる量が減りがち。
のどの渇きを感じにくくなるので、気づかないうちに体もお口も水分不足になっています。

また、秋から冬にかけては暖房を使う機会も増え、室内の湿度も下がります。
この環境が、さらにお口の乾燥を進めてしまうのです。

🌾今日からできる!秋のドライマウス対策

① こまめな水分補給を意識しましょう

「のどが渇いた」と感じる前に、少しずつ水を飲むのがポイントです。
冷たい飲み物ではなく、常温の水や白湯がおすすめです。
カフェインやアルコールは、体の水分を奪ってしまうので控えめに。

② 室内の湿度をキープ

乾燥した部屋に長くいると、口の中も乾きやすくなります。
加湿器を使ったり、濡れタオルを部屋にかけたりして、
湿度を40~60%くらいに保つようにしましょう。

③ 唾液を増やすちょっとした工夫

シュガーレスガムを噛む
 → 咀嚼(そしゃく)で唾液腺が刺激され、うるおいが出やすくなります。
酸味のある食べ物(レモン・梅干しなど)を少し取り入れる
 → すっぱい刺激が唾液の分泌を助けてくれます。
頬やあごのマッサージをする
 → 唾液腺をやさしくマッサージすると、分泌を促す効果があります。

④ 鼻呼吸を意識して

口で呼吸をしていると、乾燥した空気が直接お口に入り、
口腔内の水分がどんどん蒸発してしまいます。
日中も睡眠中もできるだけ鼻呼吸を心がけましょう。
もし鼻づまりがある場合は、早めに治療しておくと◎です。

⑤ 保湿グッズを上手に活用

最近は、お口のうるおいを保つためのグッズもたくさんあります。
・口の中を潤すスプレーやジェル
・アルコールの入っていないマウスウォッシュ
・唇の乾燥を防ぐリップクリーム

こうしたケアアイテムをうまく使うことで、
お口の中をしっとり保ちやすくなります✨

🌸それでも改善しないときは、歯医者さんへ

セルフケアをしても乾きが強いときや、
・口の中がヒリヒリ痛む
・飲み込みづらい
・味がしにくい
・口臭が気になる

といった症状が続く場合は、早めに歯科医院へ相談しましょう。
お薬の副作用や病気が関係している場合もあります。

🍂まとめ

秋はおいしいものがたくさんある季節。
せっかくなら、元気な歯と潤ったお口で、秋の味覚を思いっきり楽しみたいですよね😊

乾燥を感じたら、少しの工夫でお口のうるおいを守ることができます。
「最近なんだか口が乾くな…」と思ったら、
ぜひ今日から紹介した方法を試してみてくださいね。

千歳烏山の歯医者|千歳烏山6番街歯科

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